PROTECH FS-40X 電池ボックスの改良
このポータブルミキサーはロケなどで使用するものであるため屋外で使うことが多いです。
そのためAC電源以外にもバッテリー駆動や乾電池での駆動が可能です。

乾電池は単三を8本使用。アルカリ電池は1本が1.5ボルトなので8本で12ボルト。
なぜだか業務用製品はほとんどが12ボルト駆動なのです。

12ボルト駆動と言いつつも、よくあるのが9ボルト〜16ボルトまで対応というものです。
電圧が高すぎても低すぎても機器には悪いですがこのミキサーもそれくらいは対応しているようです。
実際に16ボルトの業務機器共通のVマウントバッテリーで駆動させています。

Vマウントバッテリーは大容量で安心なのですが、値段が高いしカメラやモニター用に使用しているので
今回はこのミキサー用にエネループを購入しました。
SANYOからPanasonicに代わって価格も安くなったので。

安いんですがエネループを使うには問題があります。
エネループもそうですが充電式の電池は1本が1.2ボルトなのです。
と言うことはミキサーには8本入れられるので9.6ボルトです。少々低いですね。

これでも電源は入ります。実際には8ボルトくらいでも電源は入るんではないでしょうか。
真冬に外で使用しましたが5時間くらいはこれで動きました。
さあ今回も改良です。
電池は8本しか入りませんが問題はこの形状にあります。
この真ん中のコネクター部分を後ろに持って来られたら9本入れることが出来そうなのです!
ちなみに8本だと電圧は11.36ボルトです。1.2×8=11.36?
電池って大体が表示されている定格電圧よりも数ボルト高く作られているのです。
今回使う工具はこれ。
最後にケーブルやコネクターを固定するホットボンド、
ホットナイフ(カッター状になっているハンダゴテ)、
通常のハンダゴテです。
まずは端子部分をハズします。上にスライドさせたら簡単に外せました。
次は土台部分のプラスチックをホットナイフで溶かしながら切り取ります。
なんとか切り取りました。手こずった・・・
汚いけど普段は見えないところだし使用に支障はないので壊しちゃう前にやめておきました(汗
電池のマイナス端子に接触する部分のバネのケーブルを切り、この後ろに付けなければいけません。
ケースに切り込みを入れバネをスライドさせてハメ込むことにしました。
青いケーブルはジョイントして延長するための物です。
青いケーブルをハンダでジョイントし、電池は3本入れてみました。
ここにバネを付ければ接続OKですね。
切り込みを入れてバネをハメ込んでいるところです。ペンチで上からたたいて押し込む。
残念ながら作業中は写真が撮れないのですが、唯一これだけは頑張って撮りました(笑
こんな感じに完成しました。
青い線を通すために溝も切りました。なかなか細かい部分です。
さあこれで9本入るようになしました!完成のようですがまだあります。
ケーブルがフワフラするのでホットボンドで固定します。
ケーブルの溝と押し込んだバネをホットボンドで固定します。
さあこれで完成です!個人的には大満足!
やっぱりすき間があるよりも全部埋まっている方が気持ちが良いですね!
電圧は12.79ボルト。これでもうちょっと長く使用できますね。
アルカリ電池を入れた場合は定格13.5ボルトになります。実際にはもうちょっと高いんでしょうが問題ないです。
元通りネジでケースを組み立てます。
ミキサーにスライドイン。
無事に起動しました。
10本買ってあったエネループですが、1本だけ余っちゃいました。
今回の制作費&工具

エネループ単三2本 \1,460
エネループ単三8本 \2,200
ホットナイフ
ホットボンド
半田ごて
電圧テスター
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