XDCAM-EX【PMW-320】を分解してみました



機材を購入すると無性にやりたくなる【分解】
だって、中がどうなってるのか気になるでしょ?
最近のカメラや機材はメモリー記録だから、テープ時代みたいに駆動系が無いから面白くなくなったんだよなぁ・・・
同時に、メーカーの駆動系に対する技術力がどんどん落ちていってる気がする。って言うか落ちてるだろう。残念。
で、早速分解。今回は新しく買ったこのカメラ!
XDCAM-EXの【PMW-320】です。
まずはお決まりの左側面から。

パコっと。
本体基盤から側面基盤に伸びる3本の
フラットケーブル。 ここはPowerスイッチや
GAIN、LCD窓などの各種設定スイッチの信号が
流れています。
そしてここはレンズと本体とのマウント部分。
この部分は相当なテコの原理が働くので、
もげないように頑丈に出来ています。
このカメラは業務用なので受光面が3枚。
CCDではなくCMOSを3枚使用しています。
3枚のCMOSで受けた情報をデジタル化して、
RGBそれぞれをエンコーダーへ送っているケーブル。
赤いケーブルが業界標準のHD信号である【HD-SDI】を出す部分。
ここが外部のコネクターと繋がっていてBNCケーブルで
モニターなどに繋ぐと画が出る。

そしてその少し下にある30本くらいのまとまったケーブルが
民生規格の【HDMI】の端子。

同じような情報を送るのに、業務規格は2本。民生規格は30本以上。
やっぱ業務規格は取り回しと耐久性が良くできてるなぁ。
最後に、このまとまったケーブルがアナログアウト系。
タイムコートやゲンロックやコンポジット信号を出しています。
外部と繋ぐBNCコネクター群。
HDMI端子もあります。
そして今度は本体右側面。
ガポっと。
外すとこんなんになってます。

後ろの方が【S×S(エスバイエス)】メモリー記録部分。
駆動系は無し。
前の部分は3CMOS。

ここは光学系に関する重要な部分なので
間違っても壊さないように・・・慎重に・・・。
更に1枚基盤を外す。これは電源系かな。
そうするとまた奥に基盤があるので
それも外し・・・
これ以上やるとヤバそうな所までたどり着きました。
別角度から。
右側の基盤沿いを上から下に走っている
ホースのようなモノ・・・ 何だろう?


調べたら、カメラの上の通気口から入った雨水を
カメラ下部から排出するためのホースでした。
このカメラは比較的発熱が少ないので、省電力化のため
ファンが付いてません(普通、放熱のためにファンが付いてるんです)。
その分通気口があるので雨水が入りやすい。

ところでこんなんで排出できるんだろうか・・・
以上、カメラ分解記でした。
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