ジャンクBETACAM SP BVW-50入手。
このページは修理の様子を掲載しています。
BVW-50入手。
入手当初の故障の症状は画面左側からメダカノイズが乗るとのことでした。
回転ヘッドの寿命だと思います。
とりあえず蓋を開けないと話は始まらないってことで。ポータブルデッキなのでバラシにくい。
テープを入れて確かめてみよう。
再生状態。
それにしてもコンパクトですねぇ。
おっと、BVW-75と比べてはいけませんね。
画面写真を取り忘れましたが確かに画面左側にメダカノイズが。やはりヘッド寿命か?
邪魔なのでカセコンを外そう。
あららら??
カセコンを外すには6面ともバラさないと外せないみたい。
面倒くさいなあ。
まずは底面から。
底板外しました。
左面と後面も外しました。
デッキの顔、前面パネルも外しました。
最後は右面。
右側はコネクターやスイッチが密集しています。いろいろやってみたのですがここだけはどうしても外せませんでした。
でもカセコンは外せました。
ガポッと。
カセコンを外すと見晴らしが良くなります。
この基板に付いているスイッチがカセットの爪を認識したり、スレッディング状態をチェックするらしい。
スレッディングが完了しないとスイッチが押されず、ワーニングランプが点いて警告する仕組み。
黒い突起がスイッチ。
回転ヘッドです。
ヘッドの中心から4本の電導線が出ています。
HIGH VOLTAGEと書いてあります。高電圧注意。まあプラスチックは電気を通さないので大丈夫〜。触ってみよう。

あら?メダカノイズ消えたよ。クリアーな画面になったよ。なおっちゃった。

4本の電導線が規定の場所から微妙にずれていました。規定の場所に戻してネジで固定して修理完了。

せっかくなのでアルコールでヘッドをクリーニングして。ついでに走行系もクリーニング。
はい。
写真では画面が飛んでますが正常再生中。
今回は簡単に完動品になったー

と喜んでいたら・・・

ミニテープが入らない!なんでだー
と調べた結果・・・
ラージテープとミニテープを認識する方法に問題がありました。

BVW-75などの据え置きデッキでは「スイッチ認識方式」でセンサーがテープサイズを関知してモーターを回してリール台をラージ用、ミニ用と切り替えているのですが、このBVW-50はポータブルデッキと言うことでそんな機能は省略されているのです。

BVW-50の場合、スイッチ認識方式ではなく「テープ認識方式」です。テープ挿入時にラージの場合はラージ用溝を通ってセットされます。ミニの場合はミニ用溝を通って挿入されます。

通る溝が違うことでラージ、ミニ、それぞれのテープに対応できるようになっています。

左の写真がカセコンの左側。
カセコンの裏側。
この部品でラージ用の溝、ミニ用の溝を選択してカセットがセットされます。

入手時からこの部品が曲がっていたらしく、正しい溝を選択できずミニテープが入らないという状態になっていました。
曲がっている部品は直りませんでした。この部品さえあれば完動品に!
手動で溝を選択してやればラージもミニも入りますがいちいちバラさないといけませんので面倒です。
今はラージしか入らないようになっています。

モドル

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